思考・行動の中枢は脳

先進国では脳内環境の悪化に伴い、肥満が増加し、さらには脳も肥満化している。そして、脳・リンパ管・血液に脳腫瘍や動脈硬化といった症状も増えてきている。

 

脳内血管の長さ
この脳内に流れる血液は、大人の場合は重さにすると体重の2%だが、全血液の20%を占めています。
さらに子供に限って脳は体重の6%を占めており、全血液の40%が脳に集まっています。
また、血管は一般筋肉の1ミリ立方メートル中に6mmしかないが、脳内血管には1100mmもあります。
つまり、脳内血管の長さは筋肉内血管の約200倍も長いのです。
脳には血管が密集しているため、血管に溜まるコレステロールも脳に付着することが多いのです。
体内でコレステロールが溜まっている箇所を順番に上げれば、”脳>神経組織>副腎>肝臓>腎臓>皮膚”となります。
脳内体液が酸化する
体液とは、血液を構成する血球と食物の変形体、さらには臓器が作るホルモン等分泌物からなります。
脳はこの体液の循環が止まると約10分で体に重大な影響を及ぼし、約20分で死に至ってしまいます。
そして、この体液は母乳と同じように中性かアルカリ性です。
しかし、体液を構成するリンパ液の循環が遅くなったり、体止まったりすると体液は酸性に傾いてしまいます。
これは非常に良くないことです。
間脳は三欲を支配する
間脳は三欲(睡眠・食欲・性欲)を支配しており、本能の脳といわれています。
そして脳下垂体を支配し、いろいろなホルモンをコントロールしている元締めでもあります。
性犯罪やうつもこの間脳が病んでいるせいかもしれません。
さらに、間脳は交感神経と副交感神経も制御しています。
つまり、内臓の働きを抑制したり、促進したりしているのです。
すなわち、間脳が病むと無気力やうつといった症状が出てくるのではないでしょうか。