カロリー計算と5つの物差し


風土による違い

ヨーロッパのキリスト文化・中近東のイスラム文化の地は、もともと遊牧民族でした。
ですから、牛などを飼い、その肉を食べ、その乳を飲む生活でした。
そして動物の乳から、チーズやアイスクリームといった乳製品も生まれました。

それに対し、アジアは仏教文化の地であり、農耕民族であります。
ですから、米・大豆を育て、川で魚を獲る生活を行っていました。
米や大豆から、酒・味噌・しょうゆなどが生まれました。

このように遊牧民族と農耕民族の文化・風土の違いにより、考え方・主張も違ったものになります。
そして医療の面においても同じように違いがあり、それが西洋医学、東洋医学と分けられ、
塩分や動物性食品に対する主張が違うこともあるのです。


5つの物指し

風土により、考え方・ものの見方が変わるように、健康か不健康かで生活の仕方も変わるのは当然です。
不健康ならば食べ物・食べ方に制限が出てきます。
しかし、完治し、健康ならば、カロリー計算と5つの物指し(風土、気候、時間、酸・アルカリ性バランス、
NaとKバランス)で食生活のバランスを保ちながら、運動を行うことをお薦めします。

なぜカロリー計算だけではいけないのでしょうか。
カロリー計算法は偏差値教育と似ていて、相対的な評価で、食品のある一面しかみていません。
カロリーは0℃、1気圧、試料100gで計測され、人体内と同じ状態での値ではありませんし、他の食べ物との食べ合わせなども考慮されていません。
私はこのカロリー計算に加え食品を様々な面から多角的に捉えるため、5つの物指し「風土、気候、時間、酸・アルカリ性バランス、NaとKバランス」を加え、カロリー計算法だけの捉え方に偏らない方法を求めてきました。