No.09 宮崎牛の口蹄疫と英国の狂牛病

2010年に宮崎県で問題になった口蹄疫は、
ウイルスではなく、薬や食律の乱れか?

A. 時代による農耕と牧畜の3段階飼育の変化

段階 時代による3段階の農耕の姿 時代による3段階の牧畜の姿
1 無農薬 放し飼い
2 農薬を外部から散布 飼育舎と家畜に薬を外部から散布
3 農薬を根の内部から吸収させる 餌に抗生物質と添加物などを混ぜる

 



 


B.商業ベースになっているものといないものの違いか?
2010年4月20日の宮崎県の牛と豚に発症した口蹄疫や1996年3月のイギリスで発症した狂牛病、そして1982年米国のオレゴン州・ミシガン州などでハンバーガーにより発生した0-157などの共通点は、「人間が食用として、牧畜している動物におきている」という事実である。
また、そのような動物の中でも、商業ペースになっていない鴨や馬、そして羊等の肉は、今回のような症状はほとんど起きていない。

C.先進国の年配者にボケ老人や多くの難病患者が多いのと似ているのか?
もう一つ上げられる共通点として、先進国の家畜に病気が見受けられる。
即ち、イギリスや日本そしてアメリカの先進国では、後進国の牛や豚牛等と質においての差別化をはかるため、ブランド牛(松坂牛など)や豚を育成するのに、エサに栄養添加物を混ぜて食べさせていた。
さらに、イギリスの狂牛病(脳にプリオンのタンパク質が多く検出された)の原因は、草が主食の牛に羊の脳や骨で出来た肉骨粉と牛用代用乳を与えたためだといわれている。
上記に示したように、他の牛や豚そして鶏と差別化するために、食律が乱れるようなエサ(肉骨粉)や薬(抗生物質や栄養添加)を与え続けた影響で、今回のような病気にかかったのではないか。
この現象は、先進国の年配にボケる人(脳に多くのタンパク質が検出される)や難病患者が多いのと似ているのか。

D.人間の食物と同じように商業化されたペットフードを食べている犬や猫は?
上記の現象は、家畜化されている動物に限ったことではないということである。
人間の食物と同じように商業化されたペットフードを食べている犬や猫にも口蹄疫以上のことが起きていると言えるのではないか。
犬や猫は人間と同じような高血圧や糖尿病、そして癌になっているのではないか。
この現象は大きなニュースにはならないが、実際は今回の牛や豚よりも犬や猫の方が深刻だと、私は考える。

E.喋りもおぼつかなく、涎を垂らしながらやってこられた方から見る、人間と口蹄疫問題の関係
ある62歳の方は、運動が好きでテニスを楽しんでいた。
その際、よく清涼飲料水を飲んでいたようだ。
そのせいであろうか、その方は糖尿病を患ってしまった。
糖尿病の治療のため、多くの種類の薬を投与されてしまったようで、当方に来られた際には、老人のように歩くことがままならず、話しも「ア、ウ」というような口調で聞き取ることができない状態になっていた。
施術後、脳がやられているのか、よだれがだらだらと垂れてしまった。
まさに口蹄疫による今回の宮崎牛の症状と近いもののように思われる。
その後も、この方は足ツボや気功、食事療法を行い、今ではきちんと話すことが出来るようになり、元気にテニスやゴルフを楽しんでいる。